客観的に自分を見ること

誰しもそうだと思うが、自分を客観的に見ると言うのはなかなかつらいもの。
テストを受けたりするのもそうだけど、身近なところで言えば、なんというか、ビデオで自分が写っているのを見ると言うのもなかなか恥ずかしいものである。


最近、細々ながら音楽活動を開始している。
会社の連中にはばれてはまずい(サプライズじゃなくなるから)のだが、会社の音楽イベントへの参加をひそかに想定しての活動である。仲間は同じ会社の同僚。
彼がギターを担当して、自分がボーカルである。まったくいつどんなめぐり合わせでこんなことになるのかわからないものである。
大学時代から趣味でやっていたボイストレーニングの成果がためされることになる。
彼には、趣味の話から、恋愛相談まで、なかなかお世話になっている。もしイベント参加が実現できても、その後も活動は継続させたいなぁと感じつつやっている今日この頃。


ちなみに、以前に自分の声を録音しようと、ボイスレコーダーを導入していた。


本日の一品 ダイレクトPC接続が便利なボイスレコーダー「VoiceTrek V20」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/todays_goods/24761.html


最初は、「えっ? これが自分の声??????」と誰もが感じると思う。
自分が聞こえている声っていうのは、口の外から反射して返ってきた音だけでなく、口の中から体を伝わって鼓膜まで届く音の二つがあるため、実際に他人が聴いている声は自分の思っているような声にはならない。
でも、不自然に聴こえてもそれが「本当の声」なので、それを認めざるをえなくて、なんだか恥ずかしい気分になる。歌声も、実際に録音してみるとすごく恥ずかしい。
しかし、不思議なことに、それも続けていると結構慣れてきて、自分の声を受け入れられるようになる。
それだけでなく、こう声を出したらこんな風に聴こえるのではないか、という想像力が働くようになる。
自分が目標としている歌手の歌い方とどこが違うのか、どのへんを改善していけばいいのか、少しずつではあるが見えるようになってくるのである。


別に歌の練習に限った話ではないと思う。これをきっかけに自分を客観的に見ることが怖くなくなった。卓球でもビデオにとれば自分の悪さ加減が分かりやすく、上達につながるのではないか?


今更ながらこんな方法をやること自体少し恥ずかしいものだけど・・・ね。