誕生日

世間的には何かお祝いをする日らしい。
僕にとっては単なる一日に過ぎないけど。


そういえば、誕生日プレゼントとかいって
物をもらった記憶はあんまりないな。
9月1日っていやあ学校始まりの日ですから。
親はおろか自分すら忘れることもあったくらい。


「そういえば昨日誕生日だったなー」


でも、最近は誕生日を忘れることはほとんどない。
単に小学校や中学校や高等学校を卒業したからではなく、
1年がもつ重みが変わってきたからのように思う。


もちろん受験のときも1年が持つ意味は大きかったと思うけど、
今は絶対的な「年齢」に少しずつ重みを感じる。
26歳と言えば立派な年齢だし、将来のこと、
例えば仕事や将来像、家庭など、考えることがいろいろある。
大学まではまさに「わが道を行く」状態で、
好きなだけ学んで好きなだけ遊んでいればよかった。
会社に入ってしまうと、給料をもらえる一方で
多くの時間を仕事にさかなければならない。
人間関係も多岐にわたって交流が広くなるぶん、
それに縛られてしまうことも多い。
本来ひとりで動くのが好きな人間にとっては、多少窮屈にも感じる。
(といっておきながらみんなで騒ぐのは大好きなくせに)
しかしこれが社会と関わる、ということなんだろう。


まあでも望んで出た一般社会(?)なんだから、
自分なりに適合していくことにしよう。そうしよう。