音楽の楽しみ方

ポップスでもクラシックでもいいけど、
別にiPodで聴いているからといって趣味にならないわけではないと思う。
ファンの演奏家や歌手がいて、
作品をできるだけ味わって楽しもうという姿勢さえあれば。
流行のものをテキトーにDLしたりレンタルして
多量の音楽をランダムで聴くというのは、
娯楽であっても決して趣味ではないと僕は考えます。


娯楽=その場限りの楽しみ
趣味=それ自体をすることに楽しみを感じる、継続的に繰り返す


程度の認識ですが。
要するに「打ち込める」ものが趣味だということ。
ただまあ、音楽の楽しみ方は人それぞれです。
別にどんな聴き方をしていてもとがめるつもりはないのですが。


けれども、音楽の楽しみ方として、歌手であるとか
歌詞であるとか曲であるとか、そのへんが中心となってくると思うのですが、
そこに「音」に対する関心が入ってくると俄然楽しみは広がる。
いや、クラシックやジャズをちゃんと聴こうと思えば
「音」に注意を向けざるを得なくなる。
例えばオーケストラだったりすると、様々な楽器を鳴らし分ける能力が要るし、
室内楽程度でも個々の楽器の質感であったりホールトーンの響きであったり、
あるいは演奏家の情感といったものが聴こえないと困る。
え? 曲がわかればいいから困らないって?
それじゃあ作曲家、指揮者、演奏家が何でもいいのだろうか。
誰がどう弾いても、「ベートーベンの第九」と十把一絡げにされてしまう。
いま流行りのモーツァルト入門、とかイージーリスニング程度であったら
それでもかまわないけど、
同じ曲でも表現の仕方によってまったく違うものになる、
ということがわかる方が面白いと思わない?
「鑑賞」しようと思ったらそのくらいのレベルだよ。


さて、そうなるとようやく「オーディオ」を
考えなければならなくなるわけだが・・・w
疲れたので次回に続く。