プリアンプの効果


今日ようやく、アキュフェーズC-2000が到着。
二重の段ボール箱と布に包まれた製品は、
やっぱり高い品なんだなあ、という実感がある。


さっそく接続して音を確認、効果は予想以上のようです。
といってもディスクによってずいぶんと違いがある。


実は、兼ねてから
「高級オーディオでJ-POPを鳴らすとどうなるか?」
ということをやってみたかったのですが、
当然ながら試聴会でもイベントでもそんなことはできません・・・。
よし、これで気兼ねなくポップスをかけてみることができる。


幸いながら、僕のシステムでは、
ソースの粗をさらけだすような音にはなりませんでした。
悪いやつは無難にまとめる、いいやつはよさが増す、
まずまずのやつは以前よりも聞きやすくなる、
全般的にはそういう傾向です。
具体的に言うと、Mr.Childrenを演奏した場合、
「しるし」(悪いやつ)⇒まあ、少しましになったかな・・・でも「ひびき」はなかなかよい。
 より音楽がリズミカルになり、躍動感が増す。伸びやかに鳴る。
「GIFT」(まずまず)⇒ボーカルの実体感が向上、奥行きが広くなった。
「旅立ちの歌」(いい)⇒上記と同じだが、きちんと音が分離するのでボーカルがぼやけない。


全体的な音質については・・・

  • 質感の向上、よりしなやかになった
  • 音場の広がり、奥行きが増した
  • S/N感がよくなり楽器がより分離するようになった
  • スピーカーの音離れがよくなり、朗々と鳴っている
  • 音量調整が非常に細かい上、質感がよいので音量を上げてもうるさくならない


バイオリンの弦が艶っぽく、しなやかで硬さがなくなったし、
残響が綺麗に出るようになったので音の尾ひれが気にならなくなった。
声も瑞々しく伸びやか、一つ一つの音が綺麗で思わずニンマリするほど。


あと、不満が残るとしたら、その綺麗になった一つ一つの音に「芯」が欲しい・・・。
こればかりはおそらく、CDプレーヤー交換か、あるいはDACボードの追加をしないかぎり直らないだろうね。


でも、仕上げがやっぱりよい! ハイエンドでないけども十分に高級感が漂う。
もうすこしセッティングを変えつつ音の変化を楽しんでいきます。