SACDとソニー
昨日届いた新譜。久々にAmazonであるけども、
どうもAmazonの方が安かったのと、普通のレコード店には置いていなかったので。
- アーティスト: 宮本笑里
- 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: CD
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- アーティスト: Hansjorg Schellenberger
- 出版社/メーカー: Campanella
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: CD
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「tears」の方は、SACDハイブリッドであるけども、
なぜかCD層の再生が上手くいかない・・・
もしかしてCDPの不良? と思って別のハイブリッドディスクを再生してみても、特に問題なし。
以前使用していたCDP-XB920では普通に再生できる。
どうやらディスクがなんらかの欠陥を持っているようにも思えるけど、どうしようかな。
今回は、どちらかというとメジャー? な宮本笑里よりも、
「Lost&Found」の方が目当てでした。
ステレオサウンドで話題になっていたので購入してみたんだけど、噂に違わずよかった。
軽快なオーボエの響きと流麗なオーケストラ、
オーボエ協奏曲として埋もれていた曲を探し当て復活させた、なかなかユニークなディスクである。
シェレンベルガーの自主レーベルであるが、その音も秀逸である。
ところで、世間的にはまだまだあまり知られているとは言いがたい、
SACD(スーパーオーディオCD)であるが、このブログを読んでくれている人であればすでに知っているでしょう。
CDの延長(リニアPCM)ではなく、1ビット・サンプリング周波数2.8MHzのDSDという方式で記録されている高密度・高音質メディア。
と、書いても、なんだそりゃ、本当に音が言いのかい、俺は耳がよくないんでそんなのわからないよ、とよく言われるし
あるいは、聞いたけどよくわかんなかった、別段いいと思わなかった、という人もいる。
このように言われてしまうかわいそうなSACDであるが、音質上のメリットは多くある。
とはいえ差が感じられないのであれば別に意味はない・・・そう考えるのもあまりポジティブな考え方ではないのではないか、とも思うのである。
- 差がすぐにわかる、と思っていないか
実はこう考えている人が多いのではないだろうか。
数々の本格オーディオを経験している僕ならいざ知らず、素人(失礼!)が一聴してSACDの音の違いを的確に捉えられるとは、僕は思わない。
むしろ漠然とした印象で、こんなものかな、というくらいのものなのではないだろうか。
比較試聴すればその差についても分析する余裕はあるけど、SACD単体で「この音ってSACDでしか出せないよね」と言えるレベルの人は、
オーディオファンとしてそこそこの次元にある人だと思う。
じっくりゆっくり聴いていって、耳がそれに慣れてきたときにCD層を再生してみましょう。
そこで初めて「おお!」と差が実感できるでしょう。
なんかすぐに差がわかる、全然違う音である、などと期待していると、がっかりするのである。
これは別にオーディオに限った話ではなく、じっくり使って初めてよさがわかってくるというものは、数多くあるのはないだろうか。
- 「音楽」を再生できるオーディオを使っているか
ミニコンポ・ラジカセではそのよさは発揮できないと思います。
(実は、CDの再生すらおぼつかないのが現状であるが・・・)
よくSACDは高域が伸びるであるとか言われますが明らかに可聴帯域でのS/N感、微粒子感、音場の透明度と開放感が向上します。
でもSACDはセキュリティがしっかりしているので、ハイブリッドディスクでどんどん普及して欲しいのだけど
SHM-CDやHQCDなどCDも高品質メディアが出始めているし、なかなか難しいかもしれない。
けど、それでいいのかもしれない。もともとCDに飽き足らない人のためのメディアなのだし。
最後に、僕は2代続けて、あんまり評判のよくない? ソニーのCDPを使っています。
その理由としては、
- ドライブメカニズムが自社製で、他のメーカーにも供給しているほどの品質である
- オーディオメーカーの中でも珍しい量産メーカーであり、基本的にハイコストパフォーマンス。専業メーカーのものより相対的に安い
- メカニズムが静寂でトレイローディングがスムーズ
が挙げられる。デザインはそれほど高級感をかもし出しているわけではないのですが、なにより使い慣れているからかな。
ソニーも単体オーディオはソニータイマーは発動しないようです。CDP-XB920は8年間持ったし、現用のSCD-XA777ESも当分持つでしょう。
よくソニーの製品は壊れる、と言われますが僕に限っていえばそんな印象はまったくありません。