SCD-XA777ES生還


本日、現用SACD/CDプレーヤーであります、SCD-XA777ESが
DEXA社 D-Clock NeutronStarを搭載し帰ってきた。



これが天板を開けたところ。
右下の小基板がクロックモジュールです。
きちんと収まっていてなかなかよい。
電源が入っていないのでアレなのですが、
給電状態だと青色のダイオードが光るのです。


チューンナップをしていただいたサウンドデンさんの話ですと、
どうもエージングに400〜600時間はかかるそうです。
1ヶ月電源つけっぱなしになってしまいますね。(電気代が心配・・・)
アキュフェーズC-2000を導入したときも、エージング+部屋へのなじみで
1〜2ヶ月はかかったので、そんな気持ちで気長に待とうと思います。


とはいうものの、未エージング状態で少々不安定とはいえ、
そのパフォーマンスの凄さといったら、並大抵ではないのですよ、これが。
とりあえずSCD-XA777ESが出て行っている間は仕方なく
旧プレーヤー(CDP-XB920)で聴いていたので、


CDP-XB920 ⇒ SCD-XA777ES(D-Clock NeutronStar搭載)


という大きなギャップを経験したわけですが、
前のSCD-XA777ESと比較してもとにかく比較になりません。
あらゆる点が凌駕されており、不満だったCDの音が大幅に改善されています。
もちろん、SACDもさらに魅力あふれる音になっているわけですが・・・
手持ちのレコードを今片っ端から聴きなおしにかかってます。
良くなったのは、音の分離度。
余計な付帯音がつかないので、まるで空気がきれいになったかのような抜群のS/Nを誇っています。
コーラスやオーケストラで混濁していた部分もすっきりなくなり、音の芯がまったくぼやけなくなりました。
そして、音楽のニュアンス豊かなこと!
細部が手に取るようにわかり、定位も動きません。
ポップスでもMr.Childrenの曖昧だったボーカルも改善、
一青窈の「ハナミズキ」などはまるでその場で歌っているかのよう。
秋吉敏子 渡米50周年(マスターディスク版)」では、これこそリアル&ナチュラル。
前に、現場の空気が伝わってくるようなストレートな感触が魅力、と書きましたが、
これはもう現場さながらだと言って過言ではないと思います。
ようやく人にある程度自信を持って聴いてもらえる音質になりました。


プレーヤーを換えることでここまでの音質向上ができるとは・・・
以前にC-2000を導入したときも驚きましたが、こちらは別の意味でもっと驚きました。
なにせパワーアンプを換えないと出ないだろうと思っていた音が出ているのですから。
そして、それを表現できるAudienceも凄い。とてもペア20万円のスピーカーとは思えない。


しばらくは買い替え検討なく音楽に浸れそうです。至福の日々ですね。本当に楽しみです。