DACボードを設置!


今日、アキュフェーズ純正のDACボードを手に入れたので、早速アンプにつないでみた。
デジタルケーブルは、Timelordから過去に懸賞で手に入れたBNC-BNCを使用。
当然BNC-RCAの変換が要るけど、そこはもちろん用意した。
映像用のBNCオス-RCAオス変換だけど、基本的にデジタルケーブルも75Ωなので問題なし。
ケーブルが硬くて這わせ方が難しかったけど、なんとか頑張って接続しました。


早速音出しを始める。
ソニーSCD-XA777ESは同軸ケーブルと光ケーブルの2種類あります。
今回は同軸で。光はまた安いのを買って音の違いを確認してみます。
あれ、音が出ねぇ・・・と思ったらデジタルアウトをOFFにしてた。やられた。
気を取り直してまずは慣らし運転を兼ねて「SUPERMARKET FANTASY」(Mr.Children)から。
ボリュームレベルが通常CDよりも大きい。少し調整してほぼ同レベルにしたけど、
密度の濃い、骨太の音に驚く。でも繊細さもちゃんとあって、躍動感がある。
S/Nも向上しているようで、より細かい音が聴こえたり、余韻が長く感じる。
こんな音だと、思わず体が動いてしまいますね。ニュアンスが豊か。
これをSCD-XA777ESのDAC(アナログアウト)へ戻すと、やはり音が痩せてしまう。
クラシックも聴きましたが、まずはSCD-XA777ES+DACボードの勝利。


次はSACDとの対決。SACDアナログアウトとSCD-XA777ES+DACボード出力を比較してみた。
結論から言うと、残念ながらSACDが負ける勢いであるということ・・・。
ステレオサウンド リファレンスレコード「BEST SOUND COLLECTION」(柳沢功力編)を使う。
まずは、SCD-XA777ES+DACボード出力から。
トラック1 ヴェルディ「椿姫」 非常に明確な定位で、声の質感がとてもいい。
人々の賑わいが自然に表現され、背景で鳴るオーケストラとのバランスもよい。
SACDでは、定位の明確さはほぼそのまま、よりウェットな肌合いを楽しませる。
ただ、一方で音場の密度はDACボードが上か。また、声の質感も大きな差はないと感じた。
他も色々聴いたけど、ヴァイオリンの感触であるとか現場の空気感はさすがにSACDが上回ると感じたが、
ハイブリッドディスクでも別段CD+アキュフェーズDACでまったく問題ないというのが正直なところです。
これは数々のCDコレクションをより楽しめることになったことを意味するわけですが、
一方でSACDとCDの音質差がほとんどないばかりか、むしろ彫りの深さや躍動感はCDに軍配が上がってしまうのです。
より高級なプレーヤーでないと真のSACDの音を引き出せないのだろうか?
なんというか、これならSACDなしでも、CD専用プレーヤーでいけてしまうのかもしれない・・・
そんなふうに思わせてしまうほどの音だということです。


しばらくは、SCD-XA777ES(Clock:NeutronStar)+DACボード出力で音楽を楽しみたいと思います。