回想


音楽は今、趣味と言うよりもむしろ生活の一部なのかもしれない。
そんなオーディオと音楽なのですが、別に最初から好きだったわけではないです。
昔はヒットチャートを見ながら好きなアーティストのCDを買いに走る、
カラオケが好きだった、どこにでもいそうな人でした。
昔から歌が好きで、音楽の時間も歌は高得点ですが楽器の演奏は平凡でした。
本格的に音楽を聴き始めたのは小学校高学年の頃からで、
その頃は小室音楽がはやり始めていた頃で、いわゆる90年代というやつ。
ZARD」「WANDS」「B'z」などが全盛だった頃で、
中学に入ってからは、「Mr.Children」が売れ始めました。
ヒットチャートで10位くらいをうろうろしていた『CROSS ROAD』でしたが
『innocent world』で大ヒット! 幼いながら彼らのつくる楽曲に魅入られてしまったわけですが、
その後の変遷を経て今の今までずっと彼らの音楽を聴き続けていると思うと、感慨深いものがあります。
カラオケではこの『innocent world』をいかに歌うか! とかいって友達と話してましたね・・・。
今ならまだましですが、当時声変わり(したのかどうかよくわからんけど)途中だったことと、
やっぱり高音が出ない・・・今なら楽々出るウラ声の音であってもあの時は大変でした。
時を同じくして、同じトイズファクトリーで「My Little Lover」が登場、
『Hello, Again』がこれも大ヒットし、僕もシングルで買いました。
昔はやたらミリオンヒットが出てましたね、そういえば。今でも売れるものは売れるんでしょうが。


ちなみに、音楽を聴き始めたのは、当時結構高かったPanasonic『サイバートップ』という
ラジカセを購入したのが始まりです。カセットテープも電動ローディングタイプで、
かつ高音質というのが売りでした。今となってはたいしたことのない音質なのかもしれないですが、きっとこれが僕のオーディオの第一歩に違いありません。
兄がミニコンポを持っていたので、ほんとはミニコンポを買いたかったのですが、持ち運びに便利なラジカセにしました。
そのかわりそこそこ高いものにしてもらったのです。安物ばかりの現在では考えられないくらいのクォリティのものですが・・・
(正直、昔の方がラジカセは音がよかったのかもしれません。値段もそれなりでしたし・・・)
ただ、友達にオーディオ好きなやつがいて、よく聴きに行っていました。たしかNECのアンプとTOAのスピーカー、CDPは何だったっけ?
確かパナソニックだった気がします。良く覚えてないですがラジカセとは一味違う音を聴かせるのが楽しかった。
それからは電気店に入り浸りながらカタログを集め、これがよさそうだとかあれがよさそうだとか、買えもしないのによく物色してた。
ニコンポもあの時は結構高級なものが多くて、アクリルパネルを前面に使用したケンウッドのNEW ALLORAの高級モデルであっても、割と売れていたのではないかと思う。
CDチェンジャーというのが興味深く、どうやって一杯収納しているんだろう? とかよく考えて遊んでました。

(つづく)